日本海側の冬

今朝から、空は晴れているものの雲が多い。 太陽が雲に隠れると、ふうっと薄暗くなり、それまで感じていた日差しの暖かさが急に消えてしまう。  太陽のありがたさをつくづく感じる冬の季節。
 
お昼少し前、居間にいた夫は「さて、ご飯が出来るまで2階の裏日本に行ってるかな」と言いながら階段を上っていった。
2階の日当たりのいい南側は私の部屋。日の当たらない寒い北側の部屋は夫の部屋。
私も夫も北陸出身。”暗くて寒い裏日本”という言葉が私たちの体には沁みついている。
 
北陸の冬は、雨・みぞれ・雪の日が多く、降らない日でもたいていはどんより曇り空。 太陽が顔を出す日は本当に少ない。 小さい頃、日本中・世界中どこでも冬は雪がふるものだと思っていた。 ところが上京して初めて迎えた冬、雲ひとつなく晴れ渡った日が続くことにものすごく驚いた。 「いったいこの違いは何なの? 自然地形が作り出す気象とは言え、不公平この上ない。」と思いつつも、当時日本海側が「裏日本」と呼ばれていることに妙に納得したものだ。
 
裏と呼ぶのは差別表現だから「日本海側」に変えたのだろうが、呼び名を変えたからといって、太陽が出てくれるわけでもなく、暗い冬の天気はは変わらない。 人々の雪の中での厳しい暮らしも変わらない。 父はよく「雪国に住む人々には”雪減税”が必要」と言っていた。 雪国の人々は、雪対策のためにどれほど余計な出費を強いられるか。 それでも雪国の人たちは自然が相手なのだからとじっと耐え工夫して生きている。 おいしいものを食べユーモアのある生活を心がける。
 
正午のニュースで雪のふる金沢の映像を見た。 金沢に近い私のふるさとの町にもきっと雪が降っているにちがいない。 これから始まる長い暗い冬、みんなおいしいもの食べて気持ちを明るく過ごしてほしい。
 
(タイトルを「裏日本の冬」と書いてUPしようとしたら、「この記事のタイトルには、禁止されている言葉が含まれています。禁止されている言葉をタイトルから削除してください。」と注意が出た。「裏日本」はもう使っちゃいけない言葉なんだ・・・・・)
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日本海側の冬」への3件のフィードバック

  1. 裏日本、ついこの前まで聞いたことがあるような。
    確かに日本海側の雪って半端じゃないですからね。暗いイメージあります、確かに。盛岡はそれに比べればお日様も照りますからね。でも最近御年配の夫婦が雪かきなどの作業が大変で、マンションに引っ越すケースが多くみられますよ。
     
    さっきメッセンジャーリストのリクエストとか間違って送信になったようです。ごめんなさい。

  2. 記事のタイトルに「勧告」が出るんですね、知りませんでした。じゃあ「河向こう」も駄目かな。
    僕は裏日本という表現を知りませんでしたが(世代や無知に対して突っ込まないでくださいね)、
    確かにイメージは「演歌」の世界が真っ先に来ます。
    ただ実際に訪れた春の糸魚川や、秋の金沢は素晴らしく、日本情緒を感じさせてくれる景色が溢れておりました。
    話は変わりますが、雪減税・・・いいアイディアですよね。
    でも都会の人も、騒音減税とか、排気ガス減税が欲しいと言い出すかも・・・。
    難しい問題ですね。
    頑張れ!日本海側!(あと東北、北海道の方も)

  3. sakautaさん
    温暖化のせいか昔に比べて積雪量は少なくなってきているようですが、それでもぐずついたお天気が多い。 おかげで北陸の人間は忍耐強くてしかも意外と性格は明るいのです。 私が「出身は北陸」って言うと「ええっ?」って驚かれます。 
     
    Takさん
    雪国の冬は暗く厳しいのですが、降る雪そのものは美しく、世の中の醜いものすべて覆い隠すように美しい銀世界を作り出してくれます。また、春を迎える喜びは、太平洋側の人間の数倍も大きい。 食べ物もおいしいよ。 ああ、かぶら寿司(冬の郷土料理)が食べたくなってきました。
     
     
     

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