年末ふるさと便

 
年末になると実家から「かぶらずし」を送ってもらうのが恒例になっていた。
 
母が動けなくなって、
去年は父が注文してくれた。
 
父も入院してしまった今年は無理だな
姉に頼むのは、両親の面倒を見てもらっているので心苦しいし・・・
 
と早々とネットで注文してしまった。
 
でも、姉に「かぶらずし送ろうか?」と聞かれた時はうれしかった。
 
「いいよ、いいよ。もうネットで注文したから」
 
「じゃあ、○○豆送るよ。」
 
「へえ、○○豆?  見てみたい!」
 
父の従兄弟にあたる親戚が北海道に住んでいて、そこから毎年送られてくるという「○○豆」
 
昨日届いた。
 
お豆の名前は
 
パンダ豆
 
このお豆を見た夫の目が輝いた。
「来年、これを作るぞ」
 
姉によると、少し歯ごたえがあるくらいに炊いた方がおいしいのだそうだ。
 
送られてきた箱の中には
パンダ豆の他に
思わず顔がゆるんでしまいそうな懐かしいふるさとの味が入っていた。
 
茄子の干したもの
一度茹でこぼし、醤油、砂糖で煮る。牛肉なんか入れたらもっとおいしいかも・・・
 
干しずいき(いもの茎を干したもので芋がらとも言う)
みそ汁や粕汁の具として使う
 
あっ、富山の干し柿だ!
 
富山の干し柿は柔らかすぎないのがいい。
子供のころはよく食べたものの
食生活が洋風に傾くにつれ、ケーキなどの洋菓子に目が移り、
干し柿なんて見向きもしなくなっていた。
 
いきなり子供のころの味覚が蘇ってくる
 
そろそろティータイムだ。
渋いお茶と一緒に1個食べようかな。
 

父の誕生日

 
父は大正13年12月28日に生まれ
 
今日で満85歳になった
 
元気なら
 
「おめでとう」の声を聞かせてあげられるのに
 
今は病院のベッドで
 
意識がないまま
 
天井を見つめている
 
これまでの父の人生、
 
そして
 
伸びた髭をそってあげたあの日の父の肌の感触を思い出しながら
 
私は今日一日心の中で父の誕生日を祝おうと思う。

同居中

 
一旦は処分しようと思った電子ピアノ
現在は手織り機と仲良く同居
 
普段は滅多に使わないのだが、
週末にアンサンブルコーラスの初練習があるため、
久しぶりに音を出す。
 
この部屋なら日差しいっぱいで暖かく、
手織りに飽きたら歌い、歌うのに疲れたらまた織る、ができる。
 
処分しないで本当によかった。
 

色迷

年賀状書き、剪定した庭木の後始末などやるべきことは目白押しだが、
行動は今一つ。
 
その理由というわけでもないが、
この4~5日ずっと気になっていることがある。
 
先月吉祥寺へ行った時買ったチェビオットという羊の毛
一部を「茶色」と「黄色」に染めることにし、
まずは茶色。
 
あらかじめ購入してあった化学染料で、色名「ブラウンV」を使った。
 
当然「茶色」に染まると思っていたら・・・・
 
あれれ・・・
「ワインレッド」になっちゃった。
「ブラウンV」の「V」って Violet のVだったのだろうか・・・?
 
これはこれできれいな色なのだが、
頭の中の計画に「茶色」がこびりついていて、
「ワインレッド」との入れ替えがスムーズにいかない。
 
さらに、
 
もう一色加えたい色が決まらない。
 
糸を染め、色を混ぜ、それを糸につむいで織ると、一体どんな布になるのか・・・
 
先が見えないのは、すべては経験不足のせい。
 
だが、失敗を恐れずやるっきゃないか。

ねぶか

ねぶか・・「根深」とはネギの別名。
白いところが長いからだろう。
 
夫が作った「ねぶかネギ」
「今年はいっぱい作ったからどんどん食べて」
と毎日のように言う。
 
ネギへの思いで頭がいっぱいなのか、
 
 
 
「ねぶかみたい」と言った。
 
言い得てる・・・・・

日本民藝館

世の中で評価される手織り作品とは一体どんなものなのか・・・
 
それが見たくて、ちょうど開催中の日本民芸館展へ行ってきた。
公募作品の中で入選したものが展示販売されているのだ。
 
渋谷駅で下りて井の頭線改札口に向かう途中、
 
巨大壁画 岡本太郎作「明日の神話」 の前を通る。
ここは広場というより通路。立ち止まる人はほとんどいない。
カメラを向けてるのは私くらい。
みんなクールだなあ・・・
 
井の頭線で2つ目の駅を出ると

真ん前が東大駒場キャンパス正門。
 
目的地の日本民芸館はここから5分ほど歩く。
 
地図を見ながらてくてく・・・・
あっ、ここだ。
 
現代風の住宅が立ち並ぶ一角に突然現れた
重々しい日本建築 
 
門構えも立派だ。
 
建物の設計は、民藝運動の創始者である柳宗悦。
 
道路を挟んで向かい側には柳の私邸がある。
 
 
 
あいにく館内は撮影禁止で、写真は撮ることができなかった。
 
入選作品の中に、
ホームスパンの服地などもありとても参考になった。
手が届かない域ではないぞ・・・というのが正直な感想。
 
民藝館展の趣旨文には
 
「伝統的な手仕事と、新しい生活工芸の発展をはかるために、暮らしに役立つ健やかな工芸品の出品を募って・・・・
 用に即し、繰り返しつくり得る製品の出品を望みます。
 
とある。
 
暮らしに役立つ健やかな作品
用に即し、繰り返しつくり得る作品
 
公募展に応募する・しないにかかわらず、
人が使うことを目的としている物づくりには
決して忘れてはならない基本。
 
肝に銘じよう。
 
 

いよいよ服地

今年2月、白洲次郎のドラマを見ていた夫が言った一言「ツイードって何?」
から、ツイード服地手織り計画が始まった。
 
原毛を購入したのが3月
 
旅行で留守にする時以外、紡がない日はなかった。
2kg(2着分)を紡ぎ終わったのは先月。
織るのはまだまだ先と思っていたのだが、案外早かった。
 
いよいよ「織り」に入る。
 
一枚は灰色と黒。これは教室で織り、もう一枚は白と濃い茶で、少し遅れて自宅で織ることにした。
 
教室で織り始めた服地
こんなに幅の広い織り物は初めてだが、教室では手が止まるたびに先生から細かいアドバイスをもらえるので
安心して挑戦できる。
 
織るのはまだまだ先、と思ったが、案外スタートは早かった。
 
しかし不安もある。
 
服地としてうまく仕上げることができるだろうか・・・
その服地をジャケットに仕立ててくれる人が見つかるだろうか・・・
 
ジャケットまでの道のりは長そうだ。

ひらがなカード

 
娘から「お願いがあるんだけど・・・」と切り出されると、
つい「なになに?」と身を乗り出してしまう。
 
「ひらがなカードを送ってほしいんだけど・・・・」
 
「えっ? カルタみたいなカード?」
 
「文章はどうでもよくて、文字を覚えるためのカード。彼が使いたいの。
 できればカタカナと発音表記があるのがいいんだけど・・・」
 
「わかった。早速探してみる。」
 
親って、子供の「お願い」には弱い。 
ましてや、最近日本語を正式に習い始めた婿殿のためとあれば
何としてでも送ってやりたい。
 
早速ネットや近くの書店を回ってみた。
 
ところが、売られているのは2~3歳の幼児用のカードばかりで、
どれもカラフルな絵付。もちろんカタカナ・発音表記はない。
 
え~いっ! パソコンで作っちゃえ!
 
フォントは教科書用字体。文字もうんと大きく。
表はひらがな、裏はカタカナと小さい赤字の発音表記を入れた。
印刷は名詞用印刷紙を使用。
 
さらに汚れたり濡れても平気なように、
ラミネートでコーティング(我が家にはラミネータというものがあるのだ)。
 
出来上がったカードは、「がぎぐげご」・「きゃきゅきょ」なども入れて
約100枚。
これは、私から婿殿へのクリスマスプレゼント。
 
今日、スウェーデンへ送ります。

Pure Memory

 
淡いピンクのシンピジウム
玄関がパ~ッと明るくなった。
 
新しい品種だそうだ。
その名は「Pure Memory」
 
純粋な、清い思い出かあ・・・
 
・・・・ももちゃん・・・・
 
決して忘れてないよ。

中古の糸枠

 
糸を巻きつける木枠のことを糸枠と言う。
 
織り機を購入した際、一緒に10個の糸枠を購入したのだが、
徐々に腕が上がるにつれ(?)、糸枠の数が足りないことがしばしば。
 
今までなんとかやりくりしていたのだが、
先日、中古の糸枠をネットで販売していたので、
思い切って注文した。
 
特に高価なものではないのだが、
ネットショッピングはやはり慎重になる。
 
サイズが手持ちのものとほぼ同じをことを確認したものの、
どの程度古いのか、届くまで不安だったのだが・・・・
 
 
私の使用歴4年の糸枠が左のきれいなもの。
中古の糸枠は使いこまれて、色が変わり、木の角がすり減っている。
一体何年使われてきたのだろう・・・
購入元は京都にある原毛屋さんだから、西陣で使われていた糸枠だろうか。
 
古いけれど、使用するには全く差しさわりがなかった。
 
運よく捨てられずに古い織り人から新しい織り人に渡された中古の糸枠。
大切に使いたい。