福島産

我が家で食べるお米の半分以上は、故郷から年に2度送られてくるお米なのだが、

足りない分はスーパーで買っている。

先日、お米を買おうといつものスーパーへ行くと、

「広告の品」の札がついたお米があった。

夕方6時なのに、袋数がまだ相当あり、あまり売れていない様子。

袋の表には「福島」の印刷が。

だからなのか・・・

やはり「福島」の名前で敬遠されているのだろうか・・・

 

だが、私もお米の前で一瞬だがためらった。

お米は放射能検査を受けて安全と判断されたものなのに。

原発事故の影響で苦しんでいる福島の農家の人たちの様子を報道で見るたびに心が痛いと感じていたのに。

 

ためらう私を見て悲しむ農家の人の姿が脳裏に浮かんだ。

安全なんだから・・・

積極的に買わなくっちゃ・・・

あまり売れていないその「福島」のお米をレジへ持って行ったのだが、

やはり少し勇気が要った。

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福島=放射能という誤解が知らず知らずのうちに私にも刷り込まれていたのだと

感じた出来事。

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スウェーデンの羊 No.8 灰色の服地

平織りにしようか、それとも綾織りか

と散々迷った挙句

ついに

平織りで織り始めた灰色の服地

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微妙にかすれている感じが気に入っている。

20120722b

織りの段階では今のところ問題なし。

ゴールは「スウェーデンの羊の服地を着る」だが、

今は5合目あたり。

まだまだ気が抜けない。

狂った温度計

糸を染色するときに使うガラス製のアルコール温度計は

いつも台所に置いているのだが、

黄色の容器から取り出すと

 20120717a目盛りは56度

ん? 室温が56度?  おかしいな・・・

念のため、氷水に突っ込むと

 20120717b目盛りは38度

完全に狂っている。

 

そういえば、先日、羊毛を洗う時、60度のお湯を用意しようと温度計を使ったのだが、

お湯に手を入れてみるとやけにぬるい。

おかしいなあ・・・と思いつつ、温度計を信じてそのぬるいお湯を使ったのだが・・・

馬鹿だった。

自分の感覚を信じないで、狂った温度計を信じるなんて・・・

 

こういうことは、ひょっとして他にもあるかもしれない。

自分の感覚を信じないで、世の中の狂っている「ものさし」を信じ込まされてること。

要注意!

夏の羊毛仕事

蒸し暑い日が続いているが、羊毛仕事は相変わらず継続中。

 

先日から動物園の毛を紡ぎ始めたのだが、

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思い通りに紡げない。

指の汗のせいもあるのだが、

毛の脂分が多すぎるような気がする。

洗いが十分でなかったのだろう。

洗い直しはかなり面倒だが、納得しないまま進めるのもいやだ。

すでにカードをかけた毛を洗剤液に浸し、

20120715b只今乾燥中。

この間に、スウェーデンの羊の糸を機にかける準備。

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首にはタオルを巻き、胡坐をかいての作業。

この姿、とても人には見せられない。

七夕まつり 2012

「期間中は近づかないわよ」と友達の多くが言うけれど、

まだ野次馬的興味が少し残っている我々夫婦、「一回は行っておかなければ」と初日の夕方、バスで七夕会場へ出かけた。

予想通り、今年の七夕は不景気の影響が濃い。

まず、駅前通りの吹き流しがない!

メインストリートはというと、かつては隙間なく並べられていた竹飾りの数が激減。

しかも手抜きの安っぽいものが多く、豪華な飾りはほんの数本。

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それでも人出はまずまず。

お化け屋敷の前では、大音量のマイクを使った呼び込み効果で皆が足を止める。

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それにしても我が町の「七夕まつり」はバタ臭い。

バタ臭いなら徹底して「バタ臭さ」を楽しまなくっちゃ、と屋台食堂で

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生ビールとアユの塩焼き

20120708h

パサパサのアユだよ、とブツブツ。

毎年ブツブツ言いながらの七夕だが、

きっと来年も行くと思う。

百合の花

我が家の庭の花と言えば、春に咲くモクレン・梅雨のアジサイ・秋のキンモクセイ。

これに、昨年球根を植え、2~3日前に咲いたた百合の花が加わった。

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もちろん、植えたのは夫。

私は「百合なんか・・・」と、花が咲くまでは冷やかな目で見ていたのだが、

そんな視線に負けず、百合は立派に成長。

そして花が咲いた。

何とも優雅な姿。

写真に撮ってあげようと近づいてみると、ほんのり甘い香りがする。

名前は「カサブランカ」。

球根は数個植えてあって、これから次々と咲く予定だ。

このところ蒸し暑い毎日だが、花に目をやるたび、その不快な気分が少し和らぐ。

原毛の紡ぎ方講習会

羊毛を紡いでいていつも感じる小さな不安・・・「本当にこれでいいのかなあ」

これまで夫のジャケットを紡ぎ、娘のコートも紡いだが、今だに自信が持てないでいる。

次々と出てくる小さな疑問に対して、本やネットでの解決にも限界を感じる。

そんな折、手織り仲間から「手紡ぎ講習会」のお誘いがあった。

紡ぎ専門の先生から直接学べる絶好のチャンス、期待を膨らませて参加した。

 

場所は仲間の知り合いのT邸。

先生はワークショップGrass Heartを主宰、染・紡・織・編を教えていらっしゃる矢田先生。

この日の生徒は8人。 

朝10時開始。

まず羊の原毛「ジャコブ」100gが配られ、

20120704b色分け作業をする。

次にハンドカーダーで、カーディング。

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先生「やわらかく、そーっと、毛を梳いてやるんです、こんな風に」と、やり方を見せて下さる。

そして、一人ひとりをチェック。

幸い、私のハンドカーダの動かし方は、間違っていなかったみたい。

でも、ジャコブの毛はフェルト化した部分が多くてイライラしながらの作業。

ローラグが何本かできたころ、待望のランチ。

20120704e20120704d

テラスで、Tさんが作られたエビピラフ・コンソメで煮込んだとろとろの玉ねぎ丸ごとスープ・キュウリの梅酢和えを頂く。

午後は紡毛機での紡ぎ。

20120704g

使い慣れた自分の紡毛機持参なので大きな問題はなかったが、

ネップの多い毛でストレスがどんどん溜まっていく。

10gほど紡いだところで、あっ、もう3時だ。

講習はここで終わり、

お疲れ様のティータイム

20120704jかぼちゃプディングもお手製。

 

ランチタイムを除くと4時間の講習なので、1回でできることは限られる。

小さな疑問が一挙に解決というわけにはいかないけれど、

来月もあるので、おいおい疑問に思っていることを聞いていこう。 

赤とんぼの会 東京地区練習会

高校の合唱部OBの集まり「赤とんぼの会」

10月に故郷で小さな演奏会を開くことになっており、昨日、その練習会があった。

今回は第2回目。練習に参加したのは東京およびその近辺に住んでいるOBたち11名。

最初「みんな変わったな」と思ったのもつかの間で、練習が始まると「みんなちっとも変わってない」と思えてくる。

懐かしい歌を歌うごとに40年前にタイムスリップ。

古い音楽室、夏休み中の猛練習、OBとの楽しかった交流・・・脳裏のスクリーンに高校時代の場面が次々と流れ出す。

実に楽しい。

こういうことなのか・・・

60歳を過ぎると急に同窓会の集まりの案内が増える。

夫にもその種の誘いが度々くるようになり、行けば「とても楽しかった」と満足している様子。

そういえば、父も同窓会を楽しみにしていて、大学時代の同窓会にはほぼ毎年出席していたようだ。

 

でも、「昔を懐かしんでるだけなんて、私はいやだな」とずっと思っていた。

人生に後ろ向き、思い出から新しいことなんて生まれない・・・と。

 

だが、こうして歌いながら高校時代にタイムスリップする喜びを味わってみて、

昔の思い出を懐かしむのは決して悪くはない。

むしろ「人生の大きな喜びの一つ」でもあることに気がついた。

これは年をとらないと味わえない喜び、年をとればとるほど大きくなる喜びなのだ。

 

赤とんぼの会は歌で繋がっている。

歌が思い出を呼んでくる。

これらの手書きの楽譜一つ一つにも

 20120702a 20120702b

 20120702d 20120702e

20120702f 20120702g 

人生の喜びの種が埋まっている。