賽の河原

昼食後、ふとテレビに目をやると

NHKBSの「こころ旅」再放送・・・正平さんが佐渡のお地蔵さんのスポットを訪ねていた。

お地蔵さんがいっぱい置かれていて、ちょっと不気味・・・と私は感じたのだが、

「お地蔵さんは亡くなった子供を供養するためのもので・・・・賽の河原で石を積んでは鬼が崩しに来て・・・・」と、一緒に見ていた夫が、解説しだした。

夫の説明は少々言葉足らずだったので、ネットでの検索結果を紹介すると、

お地蔵さんは

“幼い子供が親より先に世を去ると、親を悲しませ親孝行の功徳も積んでいないことから、三途の川を渡れず、賽の河原で鬼のいじめに遭いながら石の塔婆作りを永遠に続けなければならないとされ、賽の河原に率先して足を運んでは鬼から子供達を守ってやり、仏法や経文を聞かせて徳を与え、成仏への道を開いていく”

のだそうだ。

夫はさらに

「だから、片づけても片づけても散らかっている状態を”賽の河原”とうち(実家)では言ってたよ」と付け加えた。

おばあさん、おじいさんと一緒に生活していたからなのか・・・なんでもよく知ってること。

幼いころ毎年町内の地蔵盆で鐘を叩いていたのだが、その辺のことは何も知らない私。

念のため、賽の河原もネットで検索すると

  1. 死んだ子供が行く所といわれる冥途の三途の川の河原。ここで子供は父母の供養のために小石を積み上げて塔を作ろうとするが、絶えず鬼にくずされる。そこへ地蔵菩薩が現れて子供を救うと言われている。
  2. 転じて無駄な努力のこと。

へえ~、そうなんだ。勉強になりました。

テレビを見ていたのはほんの10分ほど。

その後、私は庭の草むしりを始めた。

しばらくして夫が”見学”に現れる。

「ふ~ん、これが”賽の河原”だ」

と言って、自分の部屋に戻って行った。

“賽の河原”の言葉の使い方・・・草むしりするたびに思い出しそう。

気合い

展示会まであと3か月。

実は、暑いなんて言っていられないのだ。

昨日から動物園の羊の毛を織り始めた。

紡いだ糸は3色で、合計約600g。

当初はマフラーをと思っていたが、途中気が変わり服地を織ることにした。

コリデールで服地を織るのは初めて。

果たしてうまくいくだろうか・・・?

不安だらけだが、このドキドキ感がたまらなく好きだ。

今日も暑くなりそうだが、気合いを入れて織り機に向かう。

2014 お盆 そして 赤とんぼの会

いつものように、夫の実家のお墓参り(15日朝6時と決まっている)に合わせて、14日夕方帰省した。

15日朝6時

かつては「村」現在は「地区」にある家28軒のお墓は全部1か所に集まっていて、家族が夫々のお墓の前に集合。地区内のお寺の住職親子3代3人が来られ、お経が読まれる中、各家の先祖に感謝して手を合わせる。

夫の実家の大切な行事を無事済ませ、私は自分の実家へ移動。母のお墓参り、そして入院中の父を見舞う。

脳梗塞で倒れ意識のないままもう5年。

胃瘻のお蔭と言うべきか・・・・いや、父の生命力の強さか・・・

全く反応のない父親に対して、姉は「おはよう」「平塚から○○ちゃんが来たよ」と大きい声で呼びかけるのに、私は全く声が出ない。 ただ見ているだけの私のお見舞いは10分ほどで終わった。

それにしても、姉のように、父はさぞかし辛かろう、悔しかろう・・・・などと思いやる気持ちが、私にはあまり湧いてこない。父の反応がなくなった時から、私の「同情」するという心の働きもストップしてしまったようなのだ。

意識のないまま胃瘻で5年・・・・医療の進歩に潜む残酷な側面だと思いつつも、生きる力がある限りは・・・とただ見守るだけの家族。

人間の命のあり方を考えさせられている。

  • ☆ ☆

さて今年のお盆はお墓参りの他、私にとって大切なイベントが一つ予定されていた。

長年全く活動していなかった高校の合唱部OBたちの「赤とんぼの会」が数年前に集まって1泊合宿をしたのを切っ掛けに、2年前「ミニホームコンサート」をふるさとの町で開催。その後OBたちの「歌いたい」エネルギーは消えることなく、昨年の1泊合宿+公民館交流会(私は不参加)に続き、今年は母校の同窓会総会での演奏が計画され、私もこれには早くから参加を決めていた。

総会での演奏は16日午後。前日午後の練習と当日と合わせて2度学校へ出かけた。

卒業以来学校の校舎に入るのは初めてで、なんと46年ぶり。

懐かしい母校の校章

校歌が刻まれた石碑

前日の練習は総会会場になる創立100周年記念ホール(今年は創立120周年)

この施設は我々が在籍していたころはもちろんなかったので、懐かしさはゼロ。

しかし総会当日の練習場所になっていた音楽室は昔のまま全く変わっていなかった。昔も今もアルトなので、かつていつも座っていた辺りに座ると、気持ちはすっかり高校生になっていた。

いよいよ本番

本番で歌った曲は

  福野高校校歌

  ふるさとの空(新富山県民歌)

  赤とんぼ

  野ばら(ウェルナー)

  独楽遊び(ロシア民族舞踊)

  羽衣

  ふるさと(文部省唱歌)

メンバーの平均年齢は正確にはわからないのだが、私が下から2番目に若いのだから、65~70の間くらい?

しかし、全く年齢を感じさせない全体の声量に、歌いながらもゾクゾクしていた。

懇親会・2次会で聞かせていただいた先輩たちの合唱部にまつわる思い出話も大変興味深かった。

共有できる思い出がある、それを語り合える時間・空間があるとはなんと素敵なことだろう。

一度これを体験するとやめられるはずがない。

「赤とんぼの会」のエネルギーは使い果たすどころか、さらに増量したのではないだろうか。

次回は本格的コンサート?

当然でしょうね。

パンク修理

先日、自転車のタイヤがパンク。

2日ほどそのままにしておいたが、さすがに自転車なしの生活は不便。

外は暑いので、玄関先に自転車を入れ、パンクの修理開始。

もちろん、私が。

 

まだ子供たちが小さかった頃は、自転車屋さんが近くにあり、

パンクするとすぐに修理してもらっていた。料金は確か500円。

何回か修理してもらううちにその手順を覚えてしまい、その後はいつも自分で。

 

「いつも見てるだけ」の夫・・・・少しだけ手を貸してくれたが、基本はやっぱり「見てるだけ」

でも、感心しがら写真を撮ってくれた。

ついに来た!

ついに我が家にもあの電話が。

最新の劇場型ではなく、クラシックな基本型で。

 ☆ ☆ ☆

午前中、私はコーラスの練習で外出していたため、電話に出たのは夫。

「オレ」(私ならここで「ん?」と思うのだが)

夫は「ああ、○○?」と息子の名前を言う。

「鞄を電車に置き忘れて・・・・」(ああ、典型的なセリフ。でもこの段階ではお金のことは一切出ない)

さらに

「JRの遺失物コールセンターから電話がかかるかもしれないから・・・」

男が言った通り、しばらくしたらJRのコールセンター(第2の男なのだが・・・)から電話がかかり「鞄をお預かりしている」と言われ、息子の生年月日などを聞かれる。

夫はいろいろ質問する相手を少し不審に思い、一応担当者の名前とコールセンターの電話番号を聞いてメモする。

その後、再び第1の男から電話。

「実は、置き忘れた鞄には小切手が入っていたので銀行の口座を止めた。でも今日中にお金が必要」(ここで初めてお金の話)

「会社に言え」と夫

「会社には言えない」と第1の男

「お母さんがいないからどうにもできない。また後で電話をくれ」(お金のことは一切妻任せだからね)

夫は半ば変だと思いつつも、コーラス練習中の私に電話をかけてきた。

「ちょっと複雑な話なんだけど、今いい?」

「いいけど・・・手短にね」

「○○が電車に鞄を忘れたらしい。・・中に小切手が入ってて・・・」

「あっ、それってオレオレ詐欺よ」

夫は「そうなんだ、オレオレらしい」と言いながらも、電話で言われたことを一生懸命説明しようとする。

「と・に・か・く、私が帰るまで、電話では返事しちゃだめよ」

「・・・・わかった」

その後、夫は念のため第2の男から聞いておいたJRのコールセンターの電話番号が正しいのかどうか、実際のJRのコールセンターに問い合わせた。 もちろん存在しないことが判明。

 

私が帰宅するほんの少し前、第1の男からまた電話。

夫が「JRのコールセンターの電話番号は嘘だろう。」

するといきなり電話が切れた。

☆ ☆ ☆

というわけで、幸い被害はなかったが・・・・

夫が一人暮らしだったら・・・・

夫がキャッシュカード持っていたら・・・

かなり危うい。

 

電話のそばには今でもこの張り紙してあるのだが・・・

20代、30代の息子を持つ皆様、気をつけましょう。