北岳登山 Part 3

登山4日目

7月27日 4時起床

日の出前で外はかなり寒い。

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4時45分 おっ、日の出だ。

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雲の上に美しい富士山が浮かんでいる

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今日は下りのみ。 登るのも大変だけど、実は下りも苦手。

6時前出発した。

下りた道を振り返ると、下りる途中の人が数人見える・・・おお、こわそう。

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6時半 空は抜けるような青空だ

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北岳のもう一つの登山ルートが見える。ここは急坂で丸太のハシゴが連続しているという。

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カメラでズームすると、おお、見える見える・・・

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下りでも夫の疲労は顕著で、ペースは遅く、時々ズルズルと足を滑らす場面も。

いつもは私が5m後ろなのに、今回は私が夫より5m先。

ふふふ、このことは、これから何年先も思い出談議に出てくるよ。

午後12時半 幸いけがもなく、ほぼ予定通りバス停のある広河原についた。

台風が接近中で、バス停の切符売り場にはこんな貼り紙が。

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明日下りる予定の人たちは、本当にお気の毒。

帰宅したのは、夜7時。

一息ついて、気になる写真を探した。

あった。 仙丈ケ岳に立つ私  後ろは北岳。

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日付は1994年7月24日

私は43歳 夫45歳 息子16歳(高2) 娘14歳(中3)

ん? 娘はまだ中学生・・・受験生・・・・

わたしたち案外身勝手な親だったのね。

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北岳登山 Part 2

登山3日目

7月26日(木曜日) 朝4時40分 朝焼けの空に鳳凰山のシルエットが映し出される。

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朝食もしっかり頂き20180726b

さあ、出発!Inked20180726c_LI

本日のコースは草すべりルート

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先を行く人達は前にというより上に見える。

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登りはきつく弱音を吐きそうになるが、迎えてくれる花々に励まされる。20180726gクガイソウ

20180726hタカネナデシコ

北岳がかなり近くなってきた。

しかし、夫の様子が変。普段の山歩きよりかなり遅い。時々私の頭が夫のリュックにつっかえるほど、夫の足が進んでいない。

日頃のトレーニング不足・・・体重増加・・・重すぎるリュック・・・・

経験も大事だが、現在の体力を正確に判断することも大事。言いたかないけど、以前はOKだったことも、年と共にできなくなってくる。少し甘く見ていたのではないか・・・?

だが、ここでへばってもらっては困る。

夫を後ろから励ましながら歩く。こんなこともあるのか・・・

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ようやく尾根にたどり着く。

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あっ、富士山が見えるよ

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右端には鳳凰山のオベリスク(岩塔)が小さく見える。

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肩の小屋(矢印)まではあとちょっと・・・・に見えるが、まだまだ気は抜けない。

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カメラを回すと遠くに中央アルプスの山並みが映る

天気が良くてよかった~

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こんな岩場にも小さな花々が咲いている

20180726oチシマギキョウ

11時 肩の小屋に到着。

荷物をここに預け、ここからさらに1時間歩き頂上を目指す。

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夫の足取りは相変わらず遅い。

「大丈夫?」

「うん、背中が痛い」

こりゃ困った、かなりの異常事態!

小屋から頂上までは二人分の雨具と水だけを私のリュックに入れ、夫が背負っていたのだが、「じゃあ私が背負うよ」と交代した。

かなりゆっくりペースで夫の様子を気遣いながら、時には後ろからお尻を押す。

そしてついに

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ばんざ~い!  立ったよ、頂上に。 感動!

間ノ岳への稜線

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友人からは間ノ岳まで行くことを進められていたが、我々にはちょっと無理なので計画には入れず、北岳頂上で景色を堪能した後小屋へ引き返す。

頂上から下りる途中振り向く。

ああ、こんなところを登ったのね。

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頂上から肩の小屋までの下り道は、大きな岩がゴロゴロ。

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ひぇ~と思わず身震いしそうな険しく急な下り道。

よくぞここを上ってきたなあ・・・と自分に感心しながら慎重に下りた。

夕食までの時間、外でウィスキーを飲みながら思い出話。

肩の小屋の西に見えるのは仙丈ケ岳だ。

夫とこの山に登ったことは覚えているのだが、いつだったか・・・

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あの時は体調がよくなく、寒かった、ご飯がまずかったことはよく覚えている。決して楽しい登山ではなかった。

気になるのは、夫婦で山登りの間、一体子供たちはどうしていたのか・・・

「登ったのはかなり若い時だよね。でも子供たちが小学生ってことはあり得ないし・・・」

☆ ☆ ☆

その他の記録

夕食は5時  消灯8時半だったが、7時過ぎにはお布団へ。この日はお布団3枚に4人だったが寝返りはできた。

買った飲物 ビール350㎖ 600円 お水2ℓ1300円

(雨水を滅菌したお水が1ℓ100円え売っていることを後で知る)

北岳登山 Part 1

まずは、昨夜7時無事に帰宅したことをご報告。

今朝から筋肉痛で悲鳴をあげながら登山の後片付けをしているのだが、身体の痛みとは裏腹に、心の中は達成感で満たされている。

「きつかったね、でも楽しかったね」・・・夫と共有する感想だ。

さて、振り返ろう。

1日目 7月24日(火曜日)

午前 私はコーラスの練習は休まず出席。夫はというと、この日週一の出勤日だったのだが早々に休みを届けていた。

午後 2時過ぎ家を出発。  電車で移動(平塚⇒茅ヶ崎⇒八王子⇒甲府)

甲府に着いたのは夕方だった。 やはりㇺっとする暑さだ。

20180724a信玄公にご挨拶して居酒屋にて夕飯。

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甲府での宿泊はBooking Comで予約したゲストハウス。1泊二人でなんと¥7400

部屋はそれなりだが、これから山小屋宿泊の我々には十分だ。

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2日目 7月25日(水曜日)朝7時。甲府駅前バス乗り場①から広河原までのバスに乗る。所要時間約2時間。バスに乗った人は10~15人ほどだったと思う。夏休みに入ってたとは言え、やはり平日なので、無茶苦茶混むということはなさそうなのでほっとする。

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9:00 広河原到着。さあ、いよいよ登山開始。正面の奥に見えるのが北岳。

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バスを降りて10mほど歩いただけで、いきなりつり橋が現れた。ギョッ!

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フワフワ揺れていや~な気分だった。

この日の目的地は広河原から北岳までの丁度中間地点にある白根御池小屋。

コースは広河原⇒大樺沢二俣⇒白根御池小屋

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7月初めの豪雨でこの大樺沢ルートは通行不能になっていたのだが、22日に再開。(肩の小屋のブログによると、山梨県の山岳会のボランティアの方々のおかげで復旧したとか・・・ありがたいことだ)

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とは言え、つり橋の次に現れた丸太2本だけの橋。まるで、これを渡らなければ先へ進む資格はないよ、とテストされているよう。

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夫が面白がってカメラに記録してくれたが、あの恐る恐る足を移動する様子は残念ながらこれではわからないよ。

こんな頑丈な橋も架かっていた。

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歩きなれてくると、周囲を見る余裕もできてくる。(花の名前は後で調べたものだが、合っているかどうか全く自信がない)

20180725jキオン20180725kミヤマシシウド20180725l.jpgミヤマハナシノブ20180725m.jpgシモツケ20180725o(?)

夫の計画通り、2時ごろ小屋に到着した。小屋は標高2200mのところにあるが、とても小屋とは言えない立派さ。山の中腹なので水も豊富だし、建物も新しく清潔で、超快適!

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夕食までの時間を外のベンチで過ごす。

今回持参したウィスキーは「竹鶴」で、父の日のプレゼントに息子夫婦がくれたものだ。これを味わいながら、他のお客さんたちとの山談議を楽しむ。

夕食は午後5時。

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夕食後外に出てみた。小屋の後ろに見える「北岳」

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明日はここに登るのだ。

消灯は8時。だが、疲れとウィスキーの酔いで7時ごろにはもうお布団の中だった。

風を感じる

連日「暑い、暑い」の大合唱が続いている

2階にある私の部屋も、朝からこの温度

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思わずクーラーのリモコンに手を伸ばしそうになる。

が、いやいや、まだまだ。

汗がタラタラ流れ出す。

さあ、機織り開始。

ロールカーテンがかすか揺れる。

風が汗ばんだ肌に当たりス~

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ほ~、涼しい!

次のサミット

「ばんざ~い!」

星空のレジェンドの公演が終わった。

お客様の数は予想以上に多かった。

アンケートの感想も良好。

私自身も9曲暗譜し、完全とは言えなかったけれど、大きなミスなく歌い終えた。

準備は一年前からスタート。コツコツと積み上げていくところは山登りにも似ている。

公演の本番ステージはまさに「山の頂上」だ・・・・感動もの。

さて下山しなければ。

だが、すんなりとは下りられない。

公演前日の準備より、終了した翌日からの方がむしろエネルギーが必要。

チケットの代金回収や一年間の会計の集計、アンケートの整理etc・・・書類を広げ、私の部屋はまたまた足の踏み場がなくなる。

そんな中、待ってましたとばかりに夫が紙きれを差し出した。

「これ、見ておいて」

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「うん、わかってるわかってる」だって約束したことだからね。

しかし、今の山を下りてもいないのに次の山を登る準備かあ。

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計画は、すべて普通の人の1.5倍の時間をかけ、2泊で行けるところを4泊で。

あら、もう旗が立ってるよ。

夫のウキウキが伝わってくる。