手の記憶力

年度末なので余っている活動費で漢字教室の学習者のために漢字練習帳を買った。

20130328

小学生が使うあのノート。

私も子供のころ、漢字は書いて覚える・・・と教えられ、ひたすら書いたものだ。

漢字教室でも、出来るだけ「書いて覚えなさい」と言っているのだが、

これがなかなか・・・

細い罫線の横書きのノートに小さくコチョコチョと書く学習者が多いので、

大きく、何度も・・・と口酸っぱく言う。

 

もっとも、私自身、パソコン・スマホに頼る生活で「字を書く」機会がめっきり減り、

いざ書こうとすると、一瞬迷うことが度々で、手の記憶力が落ちてることを痛感。

 

この際、私の老化した脳トレのためにも、このノートを1冊頂こうかしら。

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アオザイ

漢字教室でのこと。
ベトナムから来ている20歳前後の女の子たち5人が
「浴衣」を着てみたいと言い出した。
写真に撮って両親に送りたいのだと言う。
 
こういう願いはかなえてあげたい・・・とすぐ思ってしまう。
 
幸い、国際交流協会には文化交流で使用する「浴衣」が20枚ほど
保管されている。
早速これらを借り、彼女たちに着せてあげた。
 
もちろん喜んでくれた。
 
そして、「先生、アオザイを着てください」と持ってきたアオザイを差し出した。
 
ピンクの薄い生地のアオザイ
若い女の子用
「そんなの着られない~」
と一瞬思ったが、
彼女たちの好意がとてもうれしくて
「着てみる、着てみる」とノリノリの返事。
 
アオザイは
身体の線を強調するため、縫製に余分がない。
太ると着られなくなるため、ベトナムの女性たちはほっそりした体格を保つよう心掛けているらしい。
 
お腹をギュッと引き締めて・・・・
首をできるだけ伸ばして・・・
 
    
 
何とか・・・着られた。
 
上着には深いスリットが入っていて、下は同色のパンツをはいているので、とても動きやすい。
私くらいの年齢だとどんな色のアオザイを着るんだろう・・・
 
アオザイへの興味が急に膨らみだした。

親切のお返し

先日、漢字教室の生徒Sちゃんから、公営住宅の申し込みについていろいろ聞かれた。

経験がないため、私もはっきりしたことが言えず、

「明日電話で聞いてあげるよ」と

言ってしまった。(ボランティアは程々にと決めているのに・・・・)

翌日電話で問い合わせると、「今日から申込書を配布しています」と言われ、すぐに市役所へ行って「県営住宅申込書」をもらってきた。 頼まれたわけじゃないのに・・・・

20080510  

今日、彼女に渡す予定。

これはアメリカで私がしてもらった親切のお返し。

未だ新米教師

漢字教室に先週から通い始めた若い女性のチェンさん。カンボジア出身、在日5年。

初日、彼女は某中華ファミリーレストランのメニューが印刷されたちらしを持ってきていた。

「先生読み方教えてください」と言われ、「春巻き」「五目チャーハン」「豚の角煮」など、一つ一つ読み上げると、彼女、一生懸命そのちらしに読み方を書き込んでいる。

「先生、余分にお皿が欲しい時は何と言いますか?」

「そうね、餃子のたれに使うんだったら『小皿お願いします』。 大皿の料理を一人一人に分けたいときは、『取り皿をお願いします』って言うわね」

すると彼女、そのセリフをノートに急いで書いている。

「ここへはよく食べに行くの?」と聞くと、「レジ係として働いています。でもお客様から注文を取る仕事もしたいので・・・・」

そうか、お客さんはどんな風に注文するかをあらかじめ知っておきたいのだ。

本当にえらいなあ。 

勉強熱心だから、漢字の勉強中もよく質問をする。

例えば、

「教室をきれいにしておく」と「きれいにする」はどう違うんですか?

「『おく』っていうのは、『前もって準備をすること』  あるいは『その状態のままにすること』・・・な~んて言っても『前もって』ってわかるかな? 『始まる前に』ってことよ。」

わかりやすい日本語で説明するってなんて難しいんだろう。

うまく説明できなかった部分は帰宅後も気になり、辞書で調べる。 

教えるどころか私の方が勉強の機会をもらっている。

どっちが先生?

昨夜は漢字教室でのボランティア。
 
日本語や漢字を教える際、当然のことながら日本語を使って教える。
しかし、生徒が英語圏出身の場合、英単語一語を言ってあげるとすぐ理解できることが多く、
ついつい使ってしまう。
 
昨夜の生徒はカナダとアメリカ出身の男性二人。
カナダ人の男性は日本語がかなりわかる。が、アメリカ人の男性は片言のみ。
・・・雨が止んで、空が晴れた・・・の文章が出てきた。
雨・空は今習ったばかりの漢字で読める。
「意味はわかりますか?」
アメリカ人の男性・・「????」
私「レインがストップして、スカイがクリアね」
アメリカ人の男性・・・にっこり。
 
・・・・ていねいに字を書く・・・・の文章
「先生、ていねいってどういう意味ですか?」
私「うう~ん、きれいに書くってこと。 英語で言うと・・・・」
英語が出てこない。
あわてて辞書で「ていねい」を引く。 politely?・・・違う。
じゃあ carefullyかな?
するとカナダ人の男性が、
「neatlyじゃない?」と言ってくれた。
そうそう neatlyがいいね。
 
これじゃ、どっちが先生でどっちが生徒だかわからない。