北岳登山 Part 2

登山3日目

7月26日(木曜日) 朝4時40分 朝焼けの空に鳳凰山のシルエットが映し出される。

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朝食もしっかり頂き20180726b

さあ、出発!Inked20180726c_LI

本日のコースは草すべりルート

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先を行く人達は前にというより上に見える。

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登りはきつく弱音を吐きそうになるが、迎えてくれる花々に励まされる。20180726gクガイソウ

20180726hタカネナデシコ

北岳がかなり近くなってきた。

しかし、夫の様子が変。普段の山歩きよりかなり遅い。時々私の頭が夫のリュックにつっかえるほど、夫の足が進んでいない。

日頃のトレーニング不足・・・体重増加・・・重すぎるリュック・・・・

経験も大事だが、現在の体力を正確に判断することも大事。言いたかないけど、以前はOKだったことも、年と共にできなくなってくる。少し甘く見ていたのではないか・・・?

だが、ここでへばってもらっては困る。

夫を後ろから励ましながら歩く。こんなこともあるのか・・・

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ようやく尾根にたどり着く。

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あっ、富士山が見えるよ

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右端には鳳凰山のオベリスク(岩塔)が小さく見える。

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肩の小屋(矢印)まではあとちょっと・・・・に見えるが、まだまだ気は抜けない。

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カメラを回すと遠くに中央アルプスの山並みが映る

天気が良くてよかった~

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こんな岩場にも小さな花々が咲いている

20180726oチシマギキョウ

11時 肩の小屋に到着。

荷物をここに預け、ここからさらに1時間歩き頂上を目指す。

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夫の足取りは相変わらず遅い。

「大丈夫?」

「うん、背中が痛い」

こりゃ困った、かなりの異常事態!

小屋から頂上までは二人分の雨具と水だけを私のリュックに入れ、夫が背負っていたのだが、「じゃあ私が背負うよ」と交代した。

かなりゆっくりペースで夫の様子を気遣いながら、時には後ろからお尻を押す。

そしてついに

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ばんざ~い!  立ったよ、頂上に。 感動!

間ノ岳への稜線

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友人からは間ノ岳まで行くことを進められていたが、我々にはちょっと無理なので計画には入れず、北岳頂上で景色を堪能した後小屋へ引き返す。

頂上から下りる途中振り向く。

ああ、こんなところを登ったのね。

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頂上から肩の小屋までの下り道は、大きな岩がゴロゴロ。

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ひぇ~と思わず身震いしそうな険しく急な下り道。

よくぞここを上ってきたなあ・・・と自分に感心しながら慎重に下りた。

夕食までの時間、外でウィスキーを飲みながら思い出話。

肩の小屋の西に見えるのは仙丈ケ岳だ。

夫とこの山に登ったことは覚えているのだが、いつだったか・・・

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あの時は体調がよくなく、寒かった、ご飯がまずかったことはよく覚えている。決して楽しい登山ではなかった。

気になるのは、夫婦で山登りの間、一体子供たちはどうしていたのか・・・

「登ったのはかなり若い時だよね。でも子供たちが小学生ってことはあり得ないし・・・」

☆ ☆ ☆

その他の記録

夕食は5時  消灯8時半だったが、7時過ぎにはお布団へ。この日はお布団3枚に4人だったが寝返りはできた。

買った飲物 ビール350㎖ 600円 お水2ℓ1300円

(雨水を滅菌したお水が1ℓ100円え売っていることを後で知る)

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北岳登山 Part 1

まずは、昨夜7時無事に帰宅したことをご報告。

今朝から筋肉痛で悲鳴をあげながら登山の後片付けをしているのだが、身体の痛みとは裏腹に、心の中は達成感で満たされている。

「きつかったね、でも楽しかったね」・・・夫と共有する感想だ。

さて、振り返ろう。

1日目 7月24日(火曜日)

午前 私はコーラスの練習は休まず出席。夫はというと、この日週一の出勤日だったのだが早々に休みを届けていた。

午後 2時過ぎ家を出発。  電車で移動(平塚⇒茅ヶ崎⇒八王子⇒甲府)

甲府に着いたのは夕方だった。 やはりㇺっとする暑さだ。

20180724a信玄公にご挨拶して居酒屋にて夕飯。

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甲府での宿泊はBooking Comで予約したゲストハウス。1泊二人でなんと¥7400

部屋はそれなりだが、これから山小屋宿泊の我々には十分だ。

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2日目 7月25日(水曜日)朝7時。甲府駅前バス乗り場①から広河原までのバスに乗る。所要時間約2時間。バスに乗った人は10~15人ほどだったと思う。夏休みに入ってたとは言え、やはり平日なので、無茶苦茶混むということはなさそうなのでほっとする。

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9:00 広河原到着。さあ、いよいよ登山開始。正面の奥に見えるのが北岳。

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バスを降りて10mほど歩いただけで、いきなりつり橋が現れた。ギョッ!

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フワフワ揺れていや~な気分だった。

この日の目的地は広河原から北岳までの丁度中間地点にある白根御池小屋。

コースは広河原⇒大樺沢二俣⇒白根御池小屋

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7月初めの豪雨でこの大樺沢ルートは通行不能になっていたのだが、22日に再開。(肩の小屋のブログによると、山梨県の山岳会のボランティアの方々のおかげで復旧したとか・・・ありがたいことだ)

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とは言え、つり橋の次に現れた丸太2本だけの橋。まるで、これを渡らなければ先へ進む資格はないよ、とテストされているよう。

20180725f.jpg 20180725g.jpg 20180725h.jpg

夫が面白がってカメラに記録してくれたが、あの恐る恐る足を移動する様子は残念ながらこれではわからないよ。

こんな頑丈な橋も架かっていた。

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歩きなれてくると、周囲を見る余裕もできてくる。(花の名前は後で調べたものだが、合っているかどうか全く自信がない)

20180725jキオン20180725kミヤマシシウド20180725l.jpgミヤマハナシノブ20180725m.jpgシモツケ20180725o(?)

夫の計画通り、2時ごろ小屋に到着した。小屋は標高2200mのところにあるが、とても小屋とは言えない立派さ。山の中腹なので水も豊富だし、建物も新しく清潔で、超快適!

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夕食までの時間を外のベンチで過ごす。

今回持参したウィスキーは「竹鶴」で、父の日のプレゼントに息子夫婦がくれたものだ。これを味わいながら、他のお客さんたちとの山談議を楽しむ。

夕食は午後5時。

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夕食後外に出てみた。小屋の後ろに見える「北岳」

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明日はここに登るのだ。

消灯は8時。だが、疲れとウィスキーの酔いで7時ごろにはもうお布団の中だった。

那須岳登山 Part1

息子から「連休中一緒に登山を」と誘いのメールを貰ったのは4月中頃。

滅多にない事なので、我々二人はすぐに飛びついた。

地図を買い、ネットで調べ、スパッツも買い、2週間たっぷり準備を楽しんだ。

直前まで心配したのは天気。予定していた日程に低気圧が覆いかぶさる予報。しかも季節外れの寒気までやってくるらしい。ちょっと怖い…。

5月3日昼過ぎ家を出、4時過ぎ息子の住む町に到着。

駅前の餃子人気店には行列が・・・

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夜、息子夫婦と居酒屋で打合せ。今回の山登りにお嫁さんは残念ながらパス。次回は是非。

我々夫婦は駅前のホテルに宿泊した。

翌朝、目が覚めると外は雨。あああ・・・・やはり・・・・

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7時 息子にピックアップしてもらい、東北自動車道を北上。

高速道路を那須で降りた頃、お日様が出てきた。良かった~。

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那須高原一帯は国立公園。看板も建物外観も色の規制が厳しい。コンビニも

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ガソリンスタンドも焦げ茶色と白のみ。

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新緑とツツジが美しい那須高原のメインストリート20180504e

標高1462m 登山口駐車場到着  晴れてる!

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9時25分 「峠の茶屋」から登りスタート。早速地図を広げる夫「Mr.GPS」

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やはりまだ雪が残っていた。

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湘南では初夏気分だったのだが、こちらはまだ冬モード。

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ここまでは良かった。

朝日岳と茶臼岳の尾根中間地点の峠「峰の茶屋避難小屋」は強風で有名。

登山口から歩くこと1時間ほど・・・徐々に天気が崩れ、雪が舞い始めた。すれ違う下山者は「上はめちゃ寒いぞ~」と一言。雨具のくぼみに白い雪が積もる。風も一段と強くなる。

ぐずぐずしてる暇はなく、神経を集中してひたすら上る。

「峰の茶屋」に立つ建物は避難小屋。中には大勢の登山客がひと休みのため立ち寄っていた。

外は吹雪いている。風はかなり強い。しばらく待つ。しかし天候が変わる気配はない。

ネットで「吹雪の中、峠を越えた」人のブログも読んでいたので、覚悟はできていた。

「えいっ、やっ!」の勢いで、3人小屋を出る。このポイントから先は下りだ。下から吹き上げる雪混じりの強風が顔にあたりとても痛い。片手で鎖を握りながら必死で下る。

はめていた軍手はたちまち濡れ、冷たい。手がかじかむ。でもブツブツ言う暇はない。とにかく必死。

強風域は5分だったのか・・・10分だったのか・・・いや2~3分だったのかも。

下るにしたがって風はうそのように止み、もう一つの避難小屋で小休止。

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振り返って山の様相を見る・・・風を写せないのが残念

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後は三斗小屋温泉まで、緩い下り。

前を息子が歩き、夫が後ろを歩く・・・とても幸せな時間。

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三斗小屋温泉に到着。ここには「煙草屋旅館」と「大黒屋」の2軒の宿がある。

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我々は「大黒屋」に宿泊。

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玄関で靴を脱ぐ。スパッツが汚れている・・・お役目ご苦労さん。

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続きは明日。

スパッツ

スパッツというと、足先のないタイツのようなものを連想する人が多いと思われるが、登山用品でスパッツというと登山靴の「泥除け」のこと。

連休に予定している山歩きの目的地は三斗小屋温泉。

息子が先週予約を入れてくれたのだが、宿の情報によると「この先の気温次第だが、場合によっては残雪があり、道もぬかるんでいる可能性あり」「アイゼンは必要ないが、スパッツは持っていた方がいいかもしれない」とのこと。

私、持っていないよ・・・・買わなきゃ・・・

早速、夫を連れ立って大型ショッピングモールの登山用品店へ。20180425

短めのスパッツを買った・・・いや、買ってもらった。

登山用品を買うことについて夫は非常に寛大なので、ついでに欲しかったウェアも購入。

連休のお天気を心配しつつも、期待が高まる。